さっちゃんが観たプールと、山で呑んだワインと。I'll follow you wherever you may go!
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moto_kubo@hotmail.com
Bookという旅行。Richard Brautigan
リチャード・ブローティガン(1935年1月30日〜1984年9月14日?)
★読書は、脳味噌の共犯行為。
山の上から、はみだしてゆくあの3回で。
2008年5月27日(火曜 日) 4Amの国道275号線。沼田町の自宅に着いたのは、5Am。
玄関に甘い堕ち林檎。蜘蛛の巣はお前だ。ふたりで、ゆっくり。Hey, 西瓜糖を食べた、あの最初のキッチン。
In Watermelon Sugar (1968)
by. Richard Brautigan

text by うぇ〜ん!久保AB-ST 元宏 (2008年10月22日 水曜日 3:10Am)

 トルストイの『アンナ・カレーニナ』を1ヶ月で読み終えることができる人であれ ば、
ブローティガンの『西瓜糖の日々』なんか、2秒で読み終えることができるだろう。
実際、私なんか表紙をさわっただけで読み終えた。

 ほんとうだよ。

 たった五・七・五の一行たらずの俳句であっても、汗牛充棟の書物に対峙でき
ちゃうのが、「ブンガク」の宇宙。

 んなもんだから、「読めばわかる。」とゆー書評(?)もあるぐらいで、まぁ実際、
それが一番いいんだけど、八百屋がなきゃ野菜は売れない、し。

 女がちらっと見たドアがクローズ・アップされたら、45分後に、そのドアのむこうに
死体があるのが、「物語」である。つまり、すべてのディテールに意味があるのだ。
 ところが、『西瓜糖の日々』でちらりとそんなことが書かれていたのを読者がうっかり
読み過ごしていても、反省する必要もなく、ただそれだけなのである。

 私たちが自然光の中で女の腕を見た時、美しいと思うだろう。でも、それが45分後
の死体に結びつかないのが、「生活」だ。
 しかし、だからといって、女の腕の美しさは美しいまま変わらない。
 私たちは「物語」の世界に生きているのではなく、「生活」に生きているのだから。

 同じように西瓜糖の世界では、ぜんぶが公平に、ただあるだけ、ただ行っただけ、
なのである。『西瓜糖の日々』とは、そんな小説だ。
私はコーヒーが淹れられてゆくのを待っていた。その時間は、まるで角砂糖のように目の前で転がっていた。

Hey, 西瓜糖って何。
ブロー ティガン『西瓜糖の日々』の最初のページ。
 しかし、問題は原作は英語だってこと。この空気感を日本語にするのははたして簡単なのだろうか。

 不覚にも私は冒頭を読んだ時は、「おいおい。この日本語、なんだ?私が訳し直したい。」と、思った。
最初にそれを感じたのは最初のページからで、左に引用した最後の文章の、これ。

それはわたしたちの気に入っている。

なんじゃ、これは?正しい(?)日本語は、こーだろ?

わたしたちは、それが気に入っている。

 ところが読み進むにつれ、ブローティガンの魅力は、訳文の魅力と溶け合っていくのだ。
6月は3日おきに。
私が最初に、ずこん。と、やられたのは右のページだ。
鳥のように胸のまえに両肩を引き寄せ
それから猫背の女はスローモーションで音もたてずに動き出した。
二番目に西瓜糖を食べたのは、ストロベリー・フィールズ。
ブ ローティガン『西瓜糖の日々』、34〜35ページ。

もうあれから何度も。数え切れない。約束の指も切れない。
ブローティガ ン『西瓜糖の日々』、48〜49ページ。
 もっと分りやすい例をあげよう。
左はセックス・シーンだが、
かつてこのように
静かで
純情で
上品で
優しく描かれたセックス・シーンが
あっただろうか。

特に、後半の
「いい気持ちだわ」から
「賛成」までの会話の流れ。
そして、
そういうことをしていた。

とゆー訳文。
この日本語を選択するセンス。

6月は3日にいっぺん。表紙に触っただけで読み終えてしまったなんて、久保さますごい。

 で、この訳文の感覚。
村上春樹のテイスト?と、感じたら、
実はもーすでに数多くの人たちがその点を指摘し、研究している。

 ちゃぁーんと村上春樹は、右にあげた1985年の段階ですでに
翻訳者に恵まれた

と、ひかえめに訳文をほめてはいる。
しかし、まだここでは、具体的な翻訳者の固有名詞を出していない。
いつもタオルケットを出してきた。
村上春樹も食べた。
1985年2月5日、ブローティガンの自殺の直後に書かれた村上春樹のエッセイ。

西瓜糖を食べたのは、春樹も、柴田元幸も。
村上春樹&柴 田元幸の対談本『翻訳夜話』(2000年10月20日、初版、文春新書)
 それが村上春樹は2000年に出版された左の本の中で、
『西瓜糖の日々』を1975年に翻訳した藤本和子からの
影響をカミングアウトしている。
 1980年以降、日本のみならず世界中に村上春樹の
フォロワーは無数にいるが、その春樹に影響を与えた
現役の作家が日本にいたわけなのだ。

村上春樹も好きだったんだね。ピンボールみたいに。
藤本和子(ふじも と・かずこ、1939年生まれ)。

早稲田大学政治経済学部卒業。
早稲田大学時代、演劇研究会の女優だった。
卒業後、津野海太郎らとともに
六月劇場の前身である独立劇場の設立メンバーとなった。
1967年、イェール演劇学校で勉強するため渡米。
夫はユダヤ人で、
イリノイ大学日本文学教授のデイヴィッド・グッドマン氏。
イリノイ州シャンペーン市在住。

リチャード・ブローティガンとは友人の関係だった。
評伝『リチャード・ブローティガン』(新潮社、2000年)も書いた。

西瓜糖を食べた青山南。うぇ〜。
叱咤激励、文学の後輩よ。西瓜糖を食べた青山南。うぇ〜。
 ブローティガンの淋しいピストル自殺後、
日本でブローティガンを語ることは、藤本和子を語ることになった。


2005 年11月13日(日曜日)の、北海道新聞。

時代を超え。言語を声。
2005 年10月6日(木曜日)の、朝日新聞。
3冊の本。誕生日は、古本をくれるの?
2005 年10月19日(水曜日)の、朝日新聞。
自閉症は、ある意味「過剰になってしまう」のをコントロール出来ない障害だから。かくかく&しかじか、はみだしてゆくあの3回で。
2005年11月 13日(日曜日)の、朝日新聞。

ふたりで、ゆっくり。Hey, 西瓜糖を食べた、あの最初のキッチン。
リチャード・ブローティガン
(1935年1月30日 - 1984年9月14日?)
1984年10月25日、
カリフォルニア州ボリナスの自宅で
ピストル自殺しているのが発見された。
正確な死亡日時は不明であるが、
9月14日ではないかと推測されている。
 お久しぶりです。
久保さん、平山です。

いつも楽しく『共犯新聞』
見させていただいております。

最近は、頻繁に『共犯新聞』の
更新がされているところを見ますと、
忙しいピークも越えたのかと
勝手に想像しているところであります。

 さて、今回メールさせていただいた
理由はといいますと、
先日いただいたメールで、
私に紹介していただいた、
『スイカ糖の 日々』が
ホームページ 上にアップされ
その写真の上にマウスをかざすと、
「さあ、はじまるよ」という
コメントがあるので、
万が一ですが
私に何か訴えているのなら
と思い、メールさせていただきました。

久保さんの義父の49日法要の記事の
ため、たぶん私には関係のない
メッセージとは思いましたが、
本を紹介していただいたのに
読んでいないので
内容は全くわからないから
誤解しているものとは思いましたが、
あまりにも偶然のような気がしたため
一応(笑)メールいたしました。
案の定その通りであれば
お返事はしていただかなくても
構いませんが、
もしわたくし宛てのメッセでしたら
謎解きをお願いいたします。

送信日時: 2008年10月21日 6:02Pm
さぁ、はじまるよ。

2009年11月19日 木曜日 午前2時23分能力ある人は、後悔するんだね(笑)そりゃそうだよね・・・気温-1.7℃←■読書しながら、 ちら&ちら、 NHK−BS2で映画『ローマの休日』を観たんだけど、やっぱ、かんぺき。
Love is real, real is love,
Love is パラパラ・・・reading, パラパラ・・・reading love
Love is やっぱ、映画館で観たい♪watching, to be loved
書物は現実。映画は現実。愛はでたらめ。

ご無沙汰しております。

差出人: 名前は伏せときます。
送信日時: 2009年11月16日 月曜日 10:43Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST 元宏

ご無沙汰しております。久保さん!
今回はハズい内容なので、ホームページで引用されてもいいように
名前は伏せときます。
 「秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか?」
私は、農作業もひと段落を終え、念願のゆとりのある生活を最近は過ごしています。
そう、久保さんのようにいつ寝たのかわからない状態
最近一週間は布団でねないで自由きままに寝ています。
楽しいですね(笑)こういう生活(笑)

こういう生活もあと三カ月過ごして、また来年の春は、
意識して夜は寝るようにし、朝起きて一生懸命仕事して
夜はなるべく早く眠りにつくような生活になるまでは
ギリギリまでこういう生活をエンジョイしようと思っています。

さて、今回メールさせていただいたのは、本と映画に長けている
文化系体育会系?の久保さんに、秋の(もう能力ある人は、後悔するんだね(笑)そりゃそうだよね・・・冬ですが)夜長の
お勧めの恋愛映画をお聞きし たく、メール致しました。
こういった、「おススメ」みたいなものを見ているのですが
いまいちだと思うんです。

ズバリ!私の今まで見た恋愛映画のベスト3を 発表致します。
うぇ〜ん!君 から改めていただいたベスト3の映画感想
どれも、すばらしいですね。
特に私は『フランケンシュタイン』への感想文に感動しま した。
これら全部を『共犯新聞』に紹介したい欲にあふれている のですが、
かな〜り、個人的な内容を含んでいるので無理でしょう ねぇ・・・。
残念!
そしてその諦念から思うのは、
映画とは、いつも超個人的な出会いとかかわるもの
だとゆーことを改めて感じたことです。
1990年代以降、レコードがCDになり、amazon やブックオフや
曲のダウンロードが爆発的に普及して、
今や「芸術」や「表現」には古今東西のギャップが限りな く無くなろうとしていますが、
映画だけは、どーしても、何年何月何日に、自分が何歳 で、誰と(もしくは一人で)、
どこで、どのように選んで観たかが、どこまでも付きまと うからです。
ですから、君のベスト3への感想文は、かな〜り、『共犯 新聞』的(笑)で、すばらしい!
もし、キャバ嬢(←このキーワードも重要ですよね〜♪) も含めて
『共犯新聞』に掲載が可能な日がやってきたら(笑)、 即、ご連絡ください♪
映画の感想なんかは
どんどん『共犯新聞』に載せちゃってください〜♪。
べつに過去の事ですし、キャパ嬢とそうやって
遊んだりするのは男子は皆通る道で すもの(笑)

それと、大いに載せて下さいと思った理由は、
あの『フランケンシュタイン』は、
久保さんから言われて気がついたのですが、
あの設定(=キャバ嬢とのデート♪)でなければ、
いい映画だと思わないのでは?と思ったからです。

そういえば「恋愛」映画というカテゴリーではないですね(笑)
結構、「おすすめの恋愛映画サイト」を覗いた りしたのですが
どれもいまいちと思った理由は、久保さんが おっしゃってた
超独断と偏見、あと、その人がその映画をみた 状態に
もろに左右されるからな んですね(笑)知らなかった(笑)
ですからどうしてこの映画をみて良かったかの理由を述べる
為の必要十分条件ですので、どんどんご披露ください。^^

うぇ〜ん!て なわけで、感 想ボーナス・トラックも完全収録♪

ベスト3 やっぱ、映画館で観たい♪『フランケンシュタイン』
(Mary Shelly's Frankenstein) 1994年(英、米)
愛の実力。
 やっぱ、映画館で観たい♪『フランケンシュタイン』は、僕が24歳の時に
 渋谷の道玄坂付近の映画館
 (渋谷パルコを過ぎて坂を登っていくとありました)で観ました。
 キャパ嬢から電話があって、日曜日にデートした際にみた映画
 なのですが、こういう子と一緒に観る映画ではなかった・・・・
 と、かなり後悔しながらその日を過ごしたのを今でも鮮明に覚えて
 います。究極の愛とは何か?みたいなものを問われたような気が
 して・・・・ラストもなんともいえない後味の悪さがあって、監督が何か
 考えさせたかったのかなとさえ思いましたね。
「そ こでカップルで見ているお二人さん!
ここまで愛する覚悟はあるのか い?」
 みたいな・・・・
ローラに除雪機のカギを!っ て、まさしくそうに決まってる!んだし(笑)
でも、映画はデートで観るもの、という観点からは、
衝撃なのかも知れないね。
そう思うと、その「既成の観点」をぶち壊したなんて、
なんてすごい作品なんだろう。
でも本当にいいエピソードだなあ。
  その後当然食事して飲んで、一発やっちゃおぅ♪
 という計画をしていたのですが、
 一緒にお茶を飲んで晩ご飯前にバイバイしてしまいました。
 映画がもしも違うものでも、一発できたかは定かではありませんが(がくっ)
 この映画じゃなければ最低一緒に飲むまではしてましたね(笑)
 まさに「使えない映画」です^^

ベスト2 やっぱ、暗いとこで観たい♪『レオン』 (Leon: The Professional) 1994年(仏、米)
たりらりら〜んのロリータ♪
 やっぱ、暗いとこで観たい♪『レオン』は、はじめはテレビで観ました。
 たしか金曜ロードショーでしたっけ?
 普段、そういった映画関係はテレビの放映では見ないのですが
 たまたま暇だったのかな?なにげに見ていたらどんどんと吸いこまれていって
 最後まで見てしまい、後日レンタルもして、またテレビで放映されても見ています。
ローラにコーラを!この、何の 気なしに、テレビでやってるのを観ていて引き込まれる。
って、ある意味最高の評価だよね。
私、母や伯母たちがこぞって『1Q84』読んでしまったって話聴いて、
伯母の妹とか、従兄弟の嫁の母とかが、
みな「全然解らなかった」という感想だったと聴いて、
別の意味で嫉妬を感じた(笑)
イミが解らない、と思う人に、「最後まで読ませる」力があるとは何事だ!
ただ事ではない〜〜!!!って(笑) ううう(笑)
 なんか禁断の愛を切なく表現していて、
 @オヤジと少女
 それと、定住できない職業なのに危険を冒してまで暮らしたり、
 少女が殺しの手伝いをするところまでいったり、
 深い愛は本当に危険だとゾクゾクして観ましたね。
 当然、死ぬ間際は釘付け状態でしたが、レオンが命を かける程愛した少女が、
 時々出てくるシーンの、とことこと歩いている後ろ姿 のシ―ンがなんとも、
 愛のもろさや、あの少女にとってはひとつの人生経験 の1ページでしかない
 みたいな残酷に見えるシーンのような感じが ありませんか?
ローラに片方の手袋を!久保 兄、確かこの映画観てないんだよね。
私には、『レオン』には、本来は、ダルディンヌ兄弟やガス・ヴァン・サントと
似た弱さを感じる筈なのだけれど、『レオン』は、そこを突っ切ってるなー、
と認めてるとゆー評価なのです〜。

ベスト1 やっぱ、暗闇で観たい♪『マネキン』 (Mannequin) 1987年(米)
マネキンの寝巻きね。
 やっぱ、暗闇で観たい♪『マネキン』は、僕のベスト3の中で唯一のハッピーエ ンド♪
 恋愛映画のまさに王道。
 先日、久しぶりに観ようっとと思い、TUTAYAへ行くと、案の定ありませんでした。
 それではと思い、アマゾンにて購入しようと思ったら、なんと定価4000円程度の
 DVDがなんと11000円もの高値で売られているではありませんか!
 こういうのって、エロDVD屋さんに売られている物凄く高いもののように(笑)
 ますます観たくなってしまい、購入したばかりです。
 先ほどお奨め頂いた映画『カイロの紫のバラ』は3000円くらいでしたので、
 ほぼ定価ですね。
 「Dreaam come true」夢が叶ってほんと良かったって思う作品ですね。
 レオンもそうですが、ラストのシーンと音楽がとてもマッチしていて、
 映画と音楽の必然性が理解できます。
ローラにギタリストを!私、 『マネキン』観てないのだけれど、確かに、
川本三郎とか中野翠とかがこぞって褒めていたから
本当は見たかった・・・・
で、この手の映画が一番、リバイバルもされにくいし、
書いてるように、ビデオとかも入手しにくいんだよね〜
でも、この手のものに、「語り継ぐべき名作」が埋もれてるのが、真実。
リアルタイムで実際に映画を実人生の伴走者として受け取った人にとって
すごく大事になったこんなタイプの映画を保存していきたい、
と思って始めたのがはろはろ、えぶりばで♪三角山から生放送だぞ。ラジオでの映画紹介なんだけれど
最近はやや、近年ものにより過ぎてて、ちょっと自分で無念(笑)
 ただ、ラブコメディーのジャンルなので仕方がありませんが、余 計なとこで
 笑いをとろうとして、警官のチャチャや、そういった ものが邪魔くさいです(笑)
 なかったらなかったでつまらないのかもし れないですね、

ですがどうですか?感性がずれてるでしょ(笑)
というか、見ている絶対数は少ないのであしからず^_^;

是非、私を納得させてくれるような素敵な恋愛映画を、
限られた時間の中で観賞したいので、紹介していただくと本当にありがたいです。
お返事は、新米が出回っていて大変お忙しい時期ですし、
たいして急ぎではないので、いつでも結構です。
是非是非、宜しくお願いいたします。


うぇ〜ん!恋愛!?・・・・・・がくっ。
たいていのこと(=たとえば、「宇宙の原理」とか、「権力の構造」などなど。)は 分かっている私だけど、
さすがに、モテない歴47年(!) なので、恋愛(だけ?)には語る資格は無い・・・かも。

が、よーく考えれば(←そう。私は、よく、「よーく考える」のだ。)、
成功者が、それを知っているか?と問えば、
そりゃ、
むしろ、敗者のほーが、それを、よーく「知っている」場合が多いんじゃないのか!?

って理由で、選ばせていただきます。
題して、
「モテない男 が選ぶ恋愛映画 ベスト10」!
ベ スト10 やっぱ、暗闇で観たい♪『いつか読書する日』 2004年(日)
いつか読書する日♪田中さん・・・。
ベスト9 やっぱ、映画館で観たい♪『マレーナ』 (Malena) 2000年(伊)
稀な人。
ベスト8 やっぱ、君と観たい♪『恋愛睡眠のすすめ』 (The Science of Sleep) 2007年(仏、米)
レコードを踏み潰し。
ベスト7 やっぱ、暗闇で観たい♪『ラスト、コーション 色|戒』 (Lust, Caution) 2007年(中)
欲、注意★「後ろ」から殺す意味。
ベスト6 やっぱ、映画館で観たい♪『花とアリス』 2004年(日)
花とアリス★クリックすると、♪いら箱♪
ベスト5 やっぱ、君と観たい♪『ロ ング・エンゲージメント』 (A Very Long Engagement) 2004年(仏)
塔に登る♪
ベ スト4 やっぱ、暗闇で観たい♪『アニーホール』 (Annie Hall) 1977年(米)
Hey, 久保、えいがでとーじょー!★『アニーホール』の意味。
ベスト3 やっぱ、映画館で観たい♪『女は女である』 (Une femme est une femme) 1961年(仏)
それはわたしたちがわたしたちでいられる最後の日だった。Mo: 12月5日
ベスト2 やっぱ、君と観たい♪『天井桟敷の人々』 (Les enfants du Paradis) 1945年(仏)
海難事故なの・・・
ベ スト1 やっぱ、暗闇で観たい♪『カイロの紫のバラ』 (The Purple Rose of Cairo) 1985年(米)
どんなおなじまい(何の為のおまじない)なんだろうね。
・・・ですがどうですか?感性がずれてるでしょ(がくっ。)。
というか、恋愛って、そーゆーもんなんです(?)。

んで、君のベスト3からすれば、私のベスト1『カイロの紫のバラ』は、か なりツボだと思います。
これ、10〜20歳代の恋人同士まであと3歩の男女が一緒に観れば、
まちがいなく観終わった後は、恋人同士になってます。・・・つまり、「使 える映画」です。

私は、(そーゆー意味では)使ってはいないけど、
上映当時にリアル・タイムで、映画館で2回観ました(がくっ。)。

うぇ〜ん!実は今朝、気がついたの ですが、何気なく、いつも訪問するブログを見てみる と・・・
ローラに風邪薬を!ベスト・オブ・恋愛映画
   「2人は、欲望や相手にのめりこんでいるのではなく、
    溺れてる者が何かにしがみつくようにしがみつきあっている。
    溺れてる人間が何かにしがみつく時、
    それは「助かりたい」という気持ち以前に
    自分が「溺れている」ことの確認の行為であり、
    同時に「まだ生きてはいる」ということの確認だ。」
    ・・・恋愛ってそういうことかも。
ってなことになっていました〜。
つまり、君からのリレーが私を通過して、勝手に(?)ここのブログで盛り 上がっているようです(笑)。
すばらしー!!
あのブログは、
よく見かけるみかきち嬢ですね?

しかも、『スイカ糖の日々』の写真が載っている!→
ベスト本として載せてるのですかね(^−^)
でも私は本でも映画でも、実のところ、これまでベストを作ってみたことがない。何故なら、もちろん、「真剣になり過ぎるから」。

うぇ〜ん!ミカキチによる恋愛映画 ベストの ブログ、カミング・アウトだらけで、マニアには、たまりませんっ。
ローラにコーラを!映画的カミング アウト(笑)
恋愛映画のベストの方が、普通のベストを作るより楽なのかもな、って思ったー。
見た映画を真剣に思い出してたら、すごい時間かかっちゃうかも知れないけれどね(笑)

久保兄のリストをみて、たぶん、さくっと思い出したのを3分とかで書いたんだろうなーと思って
その勢いで私も作ろう、と挑戦したんだけれど
実際には(10本のセレクトはすぐだったんだけれど)
やっぱり映画を思い出す、ということ自体 その映画のエネルギーを思い出す=受け 止める、 なんだなあ。
ということを改めて思いました(書くのにけっこう時間が掛かってしまった・・・)
話とまったくというか、少しずれますが、
「愛」について語っている哲学書のようなものって
あるのですか?
たとえば、こういう風に思うのこそ本当の愛だとか(笑)
こういう風に思うのは大したことないとか(笑) etc。
うぇ〜ん!そりゃ、ありますが、本質は、こうです。
「愛は、自由。」
つまり、法律や常識から解放されているものです。
だから、実は「愛は、危険。」なんですよね。
愛は危険思想、と言い切ってもいいかな。
それは、近世から近代、近代から現代に変わる時期に「愛」が暴れた歴史が 証明しています。

また、恋愛ではなくても、川でおぼれている人が目の前にいると助けようと するときも、
その瞬間の感情は、法律や常識から解放されているものです。
つまり、法律や常識が先にあったものではない、とゆー本質を「愛」が暴露 しちゃうのです。

そーゆー面から、「愛」について語っている哲学書は、
ニーチェ、ボードレール、マルキ・ド・サド、バタイユあたりになるけど、
正直、これらは難しいです(笑)。
でも、すげー面白いから、読んでもらいたいんだけどね。

だから、読みやすい(?)恋愛小説が、そのまんま、「愛」の哲学書になっ ているので、
それを紹介いたしましょう〜♪

パラパラ・・・ボ リス・ヴィアン『 うたかたの日々』
パラパラ・・・柴田翔 『されどわれらが日々―』
パラパラ・・・太 宰治 『斜陽』
パラパラ・・・開高健 『夏の闇』
パラパラ・・・姫 野カオルコ 『ツ、イ、ラ、ク』

・・・なんだ、『共犯新聞』の常連の本ばっか、じゃんか!
そう。『共犯新聞』は、愛の新聞なのです。
がくっ。
冬の限りのある至福の一時にそういった読書や、映画を
見倒すとかとにかく有意義に過ごしたく思い、
今回メールさせていただきました。お時間の許す時に
紹介していただれけたら幸いです。

昨年、紹介いただいたパラパラ・・・『ス イカ糖の日々』
だいたい70ページくらいまで読んでいるのですが
意味がさっぱりわからん(笑)
で何度も何度も読み返しても、何にもこの小説の良さが
わからなくてまた何回も読んでいます(笑)
この醍醐味が、先回久保さんが言っていた
「奇妙な味のする小説」ということなのですか?
まるで意味がわかりません(笑)^_^;
西瓜に翼をください。

うぇ〜ん!あはは〜。
苦労をかけちゃったよーで、恐縮です(笑)。

リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』は、意味を追おうとすると、 ついていけませんよね(笑)。
翻訳家の岸本佐知子(1960年生まれ)が、こんなことを語っています。
例えば曜日によって獲れる西瓜の色が変わるというところがあるんですよ。
月曜日が赤、火曜日が黄金色、水曜日が灰色、そして木曜日が<黒色の、無音の西瓜>。
「無音の西瓜って何!?」と衝撃でした。
この世にありえないものが、現実のイメージに 勝ってしまう。

――豊崎由美『書評王の島』Vol.1(2007年11月 11日)より
たとえば、絵や景色を見るときに、部分だけを見ないで、全体を「感じ」ま すよね?
そんなふうに、本の全体を、ふわりと感じてみる読み方でいいと思います。

きっと、君はこんな本、初めて読んだんでしょうね(笑)。
んで、それって、すげーことだよ。
私は、そ れをすでに知っている人よりも、その初めての感覚が味わえる君のほうがうらやましい。
それと、前に、この小説を理解するうえで、「翻訳」という
ことの重要性を訴えておられましたが、
たとえば、私が一番好きな映画の主題歌?というこの曲のタイトル
かつては、ジェファーソンだったのよねぇ。Nothing's Gonna Stop Us Now
を「愛が止まらない」なんかのちんけな日本語訳でいいんでしょうか?
絶対腑に落ちません!
併せてコメントの方宜しくお願いします。

うぇ〜ん!これは君のベスト1の映画『マネキン』の曲だね。
この曲を歌っているバンド「スターシップ」って、
大昔の1960年代後半、「ジェファーソン・エアプレイン」って名前のサ イケデリック・バンドだったって、知ってる?
・・・・・・ふつー、知らないよね(笑)。
かっこよかったんだよ〜。私もアルバムを2枚ほど持ってるけど(笑)。
その後、「エアプレイン」が進化(?)したのか、「スターシップ」って名 前になったら、
まぁ、あんな感じのポップス・バンドになったんだけどね。

サイケデリック時代の「ジェ ファーソン・エアプレイン」は、ヒッピー運動の中心的な存在でもあったし、
『西瓜糖の日々』のブローティガンもヒッピーのカリスマ小説家だっ たから、
実は、今日の話題は、ばっちり、つながっているんだよね(笑)♪

「ジェファーソン・エアプレイン」の代表曲は、かつては、ジェファーソンだったのよねぇ。「あなただ けを」なんだけど、
この原題は「Somebody to love」なんだよね(笑)。
「愛が止まらない」もそうだけど、このまるで演歌チックなセンス、たしか に、どーにかしてほしい(笑)。
むしろ、原題のまんまのほーがかっちょいーよね。
曲そのものは、今、流行っている日本のガールズ・バンド「スー パーフライ」がパクってる感 じで、
むしろ「スターシップ」時代よりも、今っぽいんだけど。

すっぽかされて、後で「だって来ていいと言われなかったから行かなかった」とイジメられるのかな〜と気付いて慌てて
で、私が「Nothing's Gonna Stop Us Now」に邦題をつけるならば、
「ツ、イ、ラ、ク」、かな(笑)。
久保さんは私にとっては半分実在、半分ネット上の架空の存在のような
ちょうどよい距離感の方で、このような相談は一番の適任です( ^^) _旦~~
あっ!、決して軽視しているわけではなくむしろその反対ですので
ご容赦のほど宜しくお願いいたします。

うぇ〜ん!これ からの農作業の冬眠期、
是非、私のベスト10を順番に観て、そのつど、『共犯新聞』に投稿し てください♪
これ、連 載決定だな(笑)。
楽しみ〜♪
『共犯新聞』の画像館ってどやって辿りつくのですか?
見たことないですね。また探してみます。
『共犯新聞』は、昔のドンキホーテのお店みたいで楽しいです。


PS
きっと久保さんは僕にとってこういう感じなんだなと思います。

久保さんの沼田町に住んでいる必然!
僕が沼田町に住んでいる偶然!

二人とも沼田町に来た時点で永住権獲得が強制執行された訳ですが
この真逆の境遇の中で共通点が見えるから・・・・
「沼田町も悪くないな・・・」と思いだしたのは何年目からですか?
そんな気がしてなりません(^−^)
本や映画観たらその都度レポートします(^O^)/ 

では!

text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2009年11月18日 水曜日 3:21Am)
(ボーナス・トラック;2009年11月20日 金曜日 11:46Am)


西瓜糖
送信日時: 2016年11月12日(土) 4:37Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST 元宏
久保さん、こんにちは。東京阿佐ヶ谷で、喫茶&ギャラリー☆コーヒーの湯気。「西 瓜糖」という店を15年やりました。その後友人が後を継いで15年やって閉 店しました。ご指摘の通りブローティガンの小説のタイトルから取りました。翻訳した藤本和子さんもお見えになったことがあ ります。

うぇ〜ん!それは、すばらしい!
私は2008年に『共犯新聞』でさよなら紫の花が咲き乱れるテーブル。『西瓜糖の日々』の特集をしました。

『共犯新聞』、拝読しました。深く読んでますね!
沖縄つながりで、今ネーネーズの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」を聴いています。洋楽のカヴァーでは歴代ベストに入る出来ですね。


うぇ〜ん!私も今、ずいぶん久しぶりに自分のブローティガン感想文を読み返しました(笑)。
そうか、この店にフリクションや灰野敬二さんたちが来ていたんですね。私は、もっと阿佐ヶ谷っぽい(?)ヒッピー系の内装かと思っていましたが、さすが福 田テイストですね。すでにギャラリーな外観じゃないですか。・・・って、これは二代目の店主の方のセンスかな(笑)?
沖縄は私は去年の元旦に初めて行き、基地反対運動をしている21歳と深酒をしたり、第二次世界大戦の末期に 日本軍から逃げてガジュマルの木の上で隠れて子 供を産んだ(!)とゆー、まるで井上ひさしの戯曲『木の上の軍隊』のモデルのような父を持つタクシー・ドライバーと過ごしたりしました。
ネーネーズの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」を聴きながら、彼らのことを想うのが、ババ抜きトランプな時代の正しい生 き方ですよね。

フリクションの恒松さんやラピス(さん)とは親しかったですが、灰野さんは恐ろしくて話しかけられませんでした。あの長髪にサングラス、指一本だけ赤いマ ニュキュアでしたから。
内装デザインは開店当時からで、バーで知り合った建築デザイナーにお願いしました。デザインが斬新過ぎて、最初は客が入ってきませんでした。
沖縄は、わたしも6年ほど前に行って、「西瓜糖」のアルバイトの女性と再会しました。
アメリカも大変なことになっていますが、旧ソ連を生きた人々をインタビューで構成したパラパラ・・・『セカンドハンドの時代』を今読んでいます。滅 んだ社会主義の実態とロシアの現状が対比されていて、インタビューの集積に混迷の時代を解く鍵があるような気がします。
行く末の灯りは過去(歴史)にあり、は、まこと真実ですね。

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