『絵本狂時代』あべ弘士 Hiroshi Abe★言葉と絵の野生 |
神沢利子(かんざわ・としこ)、あべ弘士(あべ・ひろし)、そして、みど
りちゃんと の一日。 (更新日;2009年10月1日 木曜日 4:53Am) |
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あべさんは助手席に座り、途中、郵便局へ原稿を送りに寄ることも含め、約1時間、マークX内で2人っきりでインタビュー(?)のよーなことができた。
私が一番、ききたかったことは、絵のタッチの変化だ。 元々、自由な細い線画が特徴だったが、最近は筆などで太くグイ&グイと描かれている。 聞くと、1980年に新聞などで連載を始めたころは、印刷技術も進んでおらず、ペンやインクを何種類も試して工夫していたそうだ。 しかし、そーゆー道具の進化よりも、私にはむしろ自然をわしづかみにとらえることの自信の深まりが、より自由なタッチを生んでいるのだと思う。 特に下記に紹介した『波の白馬』の海のシーンなど、私は何度観てもどき&どきしてしまう。恐い絵だ。
あべさんから、会場の全員に出された絵の問題。
この絵を描く「問題」、ゲームっぽいので参加者は全員楽しんでいたよーだけど、 それだけじゃなく、私は、あべさんからのメッセージが含まれているように感じた。 つまり、あべさんの絵は動物を単純化して描いているけれど、正確に描いているのだ。とゆー大きなメッセージ、だ。 私のよーに、マンガを描いて育ったガキには、記号として絵を描く習慣がある。 しかし、たとえば「へび」なんぞを描く時、身体をにょろ&にょろさせて、口をパックリ開けて先割れの舌を出して描くが、 なんと、へびは舌を出す時には口を開けないで閉じたまま出すそうだ! 「記号」として絵を描くことと、「正確」に絵を描くこともまた違うことなのだ。
5:30Pm カンバンが完成し、図書館への贈呈式が終わり、酒の席まであと1時間があるので、さっきのカフェでコーヒーでも♪と、言い出したら、
「いや。コーヒーもお茶も飲んだからもういいですよ。それり久保さん、沼田町をクルマで案内してくれませんか?」 と、夜道を45分ほど、マークXで走ってみた。 「えー、ここが若林博士のログハウスです。」とか、「ここが、幌新温泉ほたる館です。」とか、「ここが、NHK連続テレビ小説の舞台になった明日萌駅です。」とか。 が、沼田町の夜は、繁華街やビルなどあるわけがないので、真っ暗。しかも、どこへ行っても雪の壁。 ・・・つまり、どこを走っても、単なる暗闇に雪が、ぼ〜っと浮かぶのを見てもらっただけなのよ。 「これじゃ、どこ見ても同じじゃんか。」がくっ。
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No
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答え
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1
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だよな。 そりゃ、ペンギンって、鳥類だもん。あったりまえ〜。 |
○ 最初、 「ん?ペンギンの仲間は、イルカだよ。」と、 思ったが(笑)、まだ酔いが浅かった(笑)。 |
2
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キジ 国鳥が狩猟対象となっているのは、日本だけという。 国鳥に選ばれた理由の一つに「狩猟対象として最適であり、肉が美味」というものが含まれる。 |
× トキ、かと思ったよ。 だって、学名が「ニッポニアニッポン」でしょ? |
3
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ニホンカモシカ 乱獲が進み3000頭まで減少したため1955年、特別天然記念物に指定された。 |
× ツキノワグマ、だと思った。がくっ。 |
4
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鰊 魚ヘンに、「東」だね。 |
○ そりゃ、好物だから♪ |
5
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海鼠 「うみ」の「ネズミ」!う〜む。姿を見れば、な〜るほど。 |
× 海に「トド」かと思ったけど、「トド」の漢字も分らず。 |
6
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理由1.江戸時代以前、日本では四足動物を食べるのは禁止されていた。 しかし、うさぎだけは食べられていたので、「これは鳥である。だから、1羽、2羽と数える。」と、された。 理由2.「うさぎ」は、「う」と「さぎ」とゆー鳥だから(がくっ。)。 あべさんが言うには、この問題はかなり難しいそーだ。 しかし、これ、沼田町のノンベェ、当てました♪あべさん、びっくり。 「沼田って、すごいハイ・レベルな町だねぇー!」 |
× 「耳が羽のイメージで跳ぶから、 鳥っぽいので、1羽、2羽?」 がくっ。 |
7
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1日の日照時間の長さを体内時計で感知し、冬と夏の違いを毛に反応させた。 これは、動物園に勤務している者なら常識だったが、 の現 在の園長が、うさぎを暗闇に閉じ込めて実証した。 先に やられた、あべさんはかなり悔しかったようだ(笑)。 |
× うさぎは五感では耳が発達しているので、 耳の中の中耳が気圧を感知し、 季節の変化を毛に知らせるから。 ・・・ダメか。がくっ。 |
8
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その1 飛び立ったところに戻ってくる帰巣本能。 |
○ まぁ、これぐらいは(笑)。 |
9
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その2 内臓でミルクを作り出し、口からミルクを与える。まるで哺乳類? 乳児メーカーの「ピジョン」は、このことから名付けた。 |
× こりゃ、びっくり。 |
10 | その3 下を向いたまま、水を吸って飲み込める。 他の鳥は、いったん、上を向いてからノドに流し込まなければ水が飲めない。 |
× まいったなぁ。 米屋だから、倉庫にはハトだらけなんだけど。 |
11 | フランス軍の「軍事タカ」は、ドイツ軍の「軍事ハト」ばかりではなく、 自国フランス軍の「軍事ハト」までも食べつくしてしまったから。 日本でも、「軍事ハト」は、「軍鳩(ぐんきゅう)」として活躍した。 |
× ドイツの「ハト」は、「ドバト」でマズイから。 ・・・だめ? |
12 | かつて、日比谷には朝日新聞、皇居前には毎日新聞と、大手の新聞社が集まっていた。 全ての新聞社は記事の配信のために、「伝書鳩」を大量に飼っていて、 それが廃止になった今も、ハトの帰巣本能で住み着いてしまっている。 |
○ いちおー、『共犯新聞』も同業者なもんで(笑)。 |
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↓ んで、行った(笑)。
んで、帰ろうと思ったら、オカミさんが、 「お客さん、こっそり言いますが、カウンターに座っているのが、あべ弘士先生ですよっ!」 ゲッ! ▲ほっ、ほんもの・・・・・!実は私たちより先に、ずーっと、待っていた! そー言えば、午後7時30分ごろに、この店に到着した時から、2回ほど、チラリと目が合っていた! 私たちは、店内の小上がりで、座って呑んでいて、その私の右横、せまい通路をはさんで3m先のカウンターに、あべ弘士先生は、我々よりも先に来て座っていたのだ! そっ、それを、到着した午後7時30分から、「おあいそー♪」と言った午後10時30分まで、気がつかなかったとは!? おそらく、私たちの酔っての、あべ弘士さんをめぐる会話もずーっと、ご本人の耳に入っていたんだろー! なんか、やばいこと、言ってなかった? あべ弘士先生に、おそる&おそる声をかけてみた。 「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あべ先生っ!沼田町の久保ですぅ!このたびは、沼田中学校の講演、お世話になりますぅ〜!」 あべ弘士先生は、にこ&にこ。 「うん、うん。そう、そう、この店の2階、行った?」 「いえ、私たち、今日がこの店は初めてですしー、ずーっと1階のここ、先生の横(がくっ。)で呑んでいましたしー。」 「ここの2階に、私の絵があるんだ。是非、観てよー!描きかけだけどさ〜♪」 あべ先生も、やや、ほほが桃色で、やさしい笑顔。 ほっ。我ら、特にやばい発言は無かったよーだ。 「行きます、行きます、二階、二階、観たい、観たい。」 と、我ら5人で、どや&どや。 ↓ ▲二階の部屋には、2面にわたり、あべ先生の絵が壁に描かれている最中だった!
▲ 酔って帰宅して、午前1時、あべ弘士さんへ送った私からのFAX。
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と、 ゆーコトを告知いたしましたら、さっそく共犯者たちから温かいEメ〜ルが届きました♪
と、 多くの方がアイディアを出してくれました。 そして・・・・・・。 つづく! |