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moto_kubo@hotmail.com
ベスト9 やっぱ、映画館で観たい♪『マレーナ』 (Malena) 2000年(伊)
監督;ジュゼッペ・トルナトーレ
出演;モニカ・ベルッチ、
ジュゼッペ・スルファーロ
音楽;エンニオ・モリコーネ
撮影;ラホス・コルタイ

公開;日本:2001年6月9日
イタリア:2000年10月27日
上映時間;92分
製作国;イタリア、アメリカ合衆国
言語;イタリア語
稀な人。

マレーナ

差出人: 名前は伏せときます。
送信日時: 2010年2月21日 日曜日 11:52Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

『マレーナ』
久保さん!これって、恋愛映画じゃなくて「青春映画」ですよね?
もしくは、またもや「歴史物」?
観終わった後は何年振りだろうというほど、
とっても爽やかな気持ちになれました
本当にありがとうございます。
「モニカ・ベルッチ」
 もう、ファンになっちゃいました〜。
この映画はモニカ・ベルッチだからこそ、
いい映画になるのだと思います。
まさに「ハマリ役」です。
昔、ソフィー・マルソーというフランス?の女優が好きでしたが、
思い出しました。
イタリアでは、ミロのヴィーナス像のような、
少しふっくらした女性の方が美しいとされていたようですが、
顔も体型もまさにイタリアの美人です。
体型の好みは僕はどっちかっていうと違いますがね(笑)、
話がズレズレになるのでやめときます。

やっぱ、映画館で観たい♪「映像」
まず初めにこの画像のテイストがとってもいいです。
ヨーロッパ映画独特といいますか、
古きよき想い出の回想のような雰囲気がとても素晴らしい。
シチリアの素晴らしい景色も、とっても素晴らしい。

♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Die「音楽」
あのレコード屋にまで買いに行った曲がとてもいいですね。
全体的なBGMもいいです。
クリアじゃない音がアナログ時代の懐かしい感覚が甦りました。
女優・映像・音楽どれをとっても美しいです。
洋ピン?じゃないよー!

Oh ! うめぇ〜♪肉体の共犯としての食犯。「内容」
この映画で気になる「目線」があって、
この監督は何を言わんとしたかったのか?
「視姦」
(おとこたちの、性の対象としてなめまわすような目線)
傷口関係


「覗き」
(少年の、未知なるおとなの世界と女の人をみる目線)
「妬み」
(女性の軽蔑にも似た嫉妬の目線)

この三つの目線が、
あのリンチリーンでは群集心理となって、
ただ見ているだけになってしまう
残酷な光景になりましたが・・・
男と女が分かれているので、故意にだと思いました。
誰かに言うことで、気持ちを軽くしたかったんだと思う〜。だって、誰にも説明できないし

心当たりがあるのに、何をしたかを誰にも云えない・・・。 宗教的なものも見え隠れするので、
是非この辺りは
意見を聞かせていただきたいです。
「葬儀」で
マリアみたいな格好してるのは?

また、第二次大戦ってたしか、
「日・独・伊」の同盟と「英・米・仏」の同盟があって、
何らかが原因で第二次大戦が勃発するんでしたっけ?
→だめ。一週間に8日考えることが罰です。

なぜか赤文字 で、1920年代以降がファシスト政権によって抑圧されていた。
第二次世界大戦時、
連合国によるシチリア島攻略作戦(ハスキー作戦)によって
解放された。
やがて終戦を迎えた1946年
イタリアの自治州となったという歴史的な背景と、
マレーナがドイツ人相手に商売(娼婦)している姿が
女目線では軽蔑されていて、
いつかこらしめてやるといった行為が合致したのか・・・。
男目線ではうらやましくて、
その時にあの残酷なリンチが行われるのですが、
マレーナが媚を売っているように見えるドイツ軍が
大戦で敗北してしまったのを皮切りに
今までのうっぷんを晴らすかのようなリンチ・・・・。
それとマグダラのマリア
何かをだぶらせていると思うんです

思い出すシーンがいくつかあるのですが、
「マレーナが自分の髪の毛を切るシーン」
お金にするためだと初めはてっきり思ったのですが、
(直後にシャワー代も節約する場面があったので)違うんですね〜、
父親を亡くして決意したのか、胸が痛くなりました。

その直後の、「たったそれだけの食べ物の為に、
むしろ喜んでいるかのような身体を許すシーン」
そこまでふっきれたのか、
そこまで生活が切迫していたのか・・・なんで?

「たばこの火をもらうシーン」
ライト・マイ・ファイア。
もう、決めたんだって思いました。

実は自分は、12歳で27位の女性を好きになった経験はないのです。
現実はこのころはそのくらいの年齢の女性は「おばさん」だと思っていたし、一番関わりにくい年代かもしれないですよね?
ですがなぜか、高校になるまでに好きになった女の子がすべて思い出すことができました
ヤフーの映画レビューを観ると、これだけ評価がはっきりと分かれている映画も珍しいですね(笑)。自分としては、いい映画ですが。
あと、女性と男性の見方もはっきりとわかると思います。両巨匠(うぇ〜ん!久保さんとル・バーブ佐竹みかきちさん)のご意見どんどん聞きたいですね。
また、勉強するときは「予習と復習」は大事と先生によくいわれましたが、映画はもっと大事ですね(笑)。
予習監督出演者について、過去の作品を調べる。
復習時代背景の勉強、監督や出演者の他の作品を視る他の人の意見を聞く。


ひとつ、やっぱ、映画館で観たい♪レビューで気になったコメントがありました。
一日の終わりにはくつろげる素朴な喜びがある。(よしもとばなな『YOSHIMOTOBANANA.COM』)
すぐに言いたかった事、「そういう人っているんだよ!」って
たとえば、えーと・・・名前は伏せときたいのでイニシャルで言いますけど、
Оさんみたいな(がくっ。)農業関係の人は特に30歳以上の人は全員好きです(爆)。
先回、やっぱ、映画館で観たい♪『ラスト、コーション』でも述べた部分、
「女性の一言や表情で男の人はいかようでもする」
会話しただけで口笛吹いたり、スキップしてしまったり・・・あいさつしてもらっただけでその日1日楽しかったり。
男は単純です(笑)なつかしいなぁ・・・・あの頃は。
あっ!ばればれですので伏せといてくださいネ(笑)。

少年の夢は、いつも。 ラスト、片腕の夫と寄り添うように歩いてこの町に帰ってくるのですが・・・
そのあと市場で買い物するシーンのあの女性たちの変わりようといったら・・・
あそまで落ちぶれてやっと同等以下になったから、認められたんでしょうね〜

戦争の悲劇
少年が大人になる様
美しい事は罪か

なんて・・・色々考えさせられるいい映画でした。
「映画を観る」って、当時を振り返る事でもあるんですね。

余談ですが、
あの少年、レナートは妄想シーンとはいえ、実際は撮影しているのですからそのまんまの行為ができたのが、羨ましい〜。

まだまだ色々と語りたいのですがそろそろ時間なので中締めにします。
またコメントいただければ、さらにマニアックにピンポイントにコメントします。では♪

edit by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2010年4月17日 土曜日 0:59Am)

ル・バーブ佐竹 記事、読みました。『マレーナ』って、そういう映画だったんだー。すごく私が好きそうな映画だね(笑)。
観てないことが残念・・・・きっと、観ていたら、ものすごく書くことあったと思う。
観てないのに、連想したことがあったくらいだもの(笑)。
(2010年4月17日 土曜日 4:45Pm)


帰路ですか?
差出人: 名前は伏せときます。
送信日時: 2010年4月18日 日曜日 10:04Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏
久保さん、こんばんわ!
今日は日曜日なので札幌ですね♪

『マレーナ』掲載、ありがとうございます。
先日のやっぱ、暗闇のあそこで観たい♪久保さんの2009年映画ランキング等、
速効更新してしまって
もったいない感もありましたが、
自分の記事よりも他の人の投稿に重きを置くところが
久保さんらしく、
それがいいところでもあるのかな・・・なんて思ったりしています。

それはそうと、すみません
やっぱ、ベンチ・シートで観たい♪『いつか読書する日』のレポート、途中まで書いていたものをこれから
また編集しなおして、
できれば本日、できなければ近日、送信させていただきます。
よろしければまた掲載の方お願いいたします。
観てからかなりの日数が経過していて、きちんと書けるかどうか・・・

また、
ふと、昨年、自分がまとめていた、「all of best 映画 」の事を思い出しました。
近いうちに、自分の中の思い出に残る映画名作ベスト3もぜひ掲載してくたさい。

それでは
美しいものは、すぐに更新しちゃうんだけど・・・。




寓話だけがたどりつける場所。
text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2010年4月21日 水曜日 3:56Am)

映画『マレーナ』の感想が開口一番、
久保さん!これって、恋愛映画じゃなくて「青春映画」ですよね?

であるのは、すごく正しい第一印象。
なぜならば、私が選んだうぇ〜ん!モテない男が選ぶ恋愛映画 ベスト10の中で唯一、『マレーナ』だけが特別だからだ。
つまり、他の全ての映画は、映画の中で恋愛が行われている。
しかし、『マレーナ』だけが違うのだ。映画の中のマレーナと、映画の外の観客が恋愛をするのだ。こんな映画は他には無い。だから特別なのだ。
実際、この映画を観た者は男女問わず、誰もがマレーナに恋する。
それは主演のモニカ・ベルッチの魅力からだけではない。
映画の全体から細部にいたるまで、あらゆるところにたくみに仕掛けられた寓話性が、観客に恋を産み付けているのだ。
それは複雑な「歴史物」であるからこそ取り入れられた、高度な単純化、もしくは象徴を利用した省略のテクニックである。
そこだけが、空白。 たとえば、
冒頭のマレーナは、
白い服に、ストレートの長い黒髪。
口紅の色も抑えられている。

しかし、
娼婦を決意した彼女は、
黒い服に、パーマをかけた短い金髪。
口紅の色は真っ赤で、
誰もがマリリン・モンローをイメージする。

この中間に、
もうひとつの黒い服である「喪服」を
マレーナに着せるところが
監督の知能犯なところだ。
喪服を着たマレーナは宗教を骨抜きにする。

すでにマレーナに恋してしまった観客は、
このような図式にはもはや気が付かない。
観客の興味は図式ではなくて、
マレーナそのものなのだ。
図式とは寓話だったのだが、すでに
観客にとってはマレーナが寓話なのだ。
染めろ!染まる前に。

恋をしてしまった観客に、映画は「お前が見たいものを、全部みせてあげる。」とゆー手法に走る。
最初はマレーナの美しい顔。次に、芳醇な体の線。さらに、ガーター・ベルト。
ついには、まるでポルノの域に踏み込むほど、「見たいもの」がそこにある映画になってしまう。
誰もが気が付きながら、監督との共犯関係を破棄しないために口にしないのが、映画全体を包むSMの匂いだ。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督は公開直後にすでにスタンダード映画になった名作『ニュー・シネマ・パラダイス』や、
ロマンチックな幻想詩『海の上のピアニスト』で、いわば「善意」派と思われがちだが、
これまた超傑作のやっぱ、映画館で観たい♪『題名のない子守唄』(2007年『共犯映画賞』で、堂々の2位!)は、いきなりSMを匂わすシーンから始まる。
トルナトーレにとってSMとは、「見る側」と「見られる側」の限りない入れ替わりのことだと私は思う。
そしてそれは、彼の映画論なのではないだろうか。

そのSM=映画論(?)は『マレーナ』においては、「美人」だからこそ、「見たいもの」を独占しているという図式がある。
日常では見れない「見たいもの」が見れるとき、「美人」が白い服を着ているのか、黒い服に着替えるのかは重要だ。
サービスの主導権が「美人」から見る側へと移譲されたとき、「美人」は限りなく「いけにえ」に近くなる。それは、現代の魔女狩りだ。
「悪い」、って何。 あまりにも美しい映画『マレーナ』において、
主人公が大衆(=見る側)から暴力を受けるシーンは衝撃的だ。
それは、この映画の中で唯一、観客が「見たくない」ものなのかもしれない。

しかし、「見たいもの」を全て見尽くした者は、
最後には「見たくないもの」を見ようとするのではないだろうか。

とことんまで、見たいものを全部見せてくれたこの映画は、
ついに「見たくないもの」までも見せてくれた、ということなのだ。

その瞬間、一番安全な場所でただ見ていた観客は、
映画から「見られる」立場に逆転する。
それはまるで映画に恋をした者への罰のように。

私はこのシーンに象徴されるこの映画の本質に、
よしもとばななが小説の中で書いた言葉を連想する。
それは、こうだ。

同じ傷の匂いを
嫌がるか、
そこにしか共感できないか、
ということだろう。
よしもとばなな パラパラ・・・『ひとかげ』
(2006年、幻冬舎)
もしこの世に、ひとりしか存在しなくても、「悪い」という概念はあるのだろうか。

このテーマは重い。観客に正確に伝えることはかなり難しい。
だからこそ、寓話が必要だったのだ。
マレーナという一人の寓話。
我々は寓話に恋をして、恋=映画が終わったとき、重いテーマが監督から正確に手渡されていることに気が付くことだろう。





眼は、人を不安にさせる、淡いブルーだった。







ああいう文をああいう瞬間にすらりと書きたいが、純粋に生きていないとむつかしい!(よしもとばなな『YOSHIMOTOBANANA.COM』) いまさらだけれど久保兄って自分で撮る写真だけではなく、選んで引っ張ってくる写真のセンスがまたすごいよね。
迷い込むためのユーのキー。の表紙写真の一枚、差し換わったよね。引っ張って来れなくなったのかな?

自分のことではなく、「美人すぎるひと」というフレーズから、反射的にマレーナ的解釈をしてしまうけれど
その意味での「愛する」は、いつか「生贄にする」為の、準備とも云えるよね。
自分と並列でないものとして、対等でないものとして、誰かを設定する。
誰しも、自分が傷付くくらいなら、誰か自分が罪悪感を感じずにいられる相手を傷つけたほうがまだまし。という気分になるときはあるから。

でもそれこそが、その人の「テーマ」なんだろうし、そこから見えるものを追求していくことが人生だよね(笑)

今日も、にれの木〜!新メニュー、喰いたい!桂子さん♪ケーコちゃんに会ったんだよ(笑)
では、東京に行って来ます。
(2010年4月22日 木曜日 9:18Pm)




今年の、初西瓜糖♪
西瓜、甘いか、酸っぱいか。
に合いますか

差出人: 名前は伏せときます。
送信日時: 2010年4月22日 木曜日 6:15Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST元宏

久保さんこんにちは(^O^)/

やっと♪おにぎり、むしゃ&むしゃ。北海道米、食ってるかー?種まきが終わり、ホッと一息ついてます。

『マレーナ』の更新、そろそろでね。
せめて今晩いっぱいは、そのまんまトップにいさせて下さい。

『マレーナ』の久保さんの解説、じつに素晴らしい♪
惜しげもなく久保さんの頭の中の考えをすべて教えていただいたように思えます。
ある意味、裸をみせるよりもこういった物事の考えを言うということは
恥ずかしい部分があると僕は思いますから、

あっ、酔ったりして裸になるのが好きな人は別ですが・・・・・


「寓話」、まさにその通りですね。その言葉はじめて知りましたが
ぴたりとあてはまる言葉です。久保さんの語彙は自分とは比べ物に
なりませんね。

未だ監督の言わんとしている事が理解できませんが、

女性にとってみれば
「あまりにも美人でもいいものじやないわよ」、とか
「美人薄命」、とかいったたぐいでしょぅか
男性にとってみると
「○○は三日で慣れるが美人は三日で飽きる」

美しいことは罪なのかどうかは別としても

あまり同性からは好まれることではないのかも・・・・
どうなのですかね?女性心理は。


いずれにしても、
自分が特別にこの映画に見入ったようにも思えていたのですが、
そうじゃなくて誰もがそういう感覚になったということを教えてもらい、
ホッとしました。それと、
自分よりもエロい人がすぐにそばにいて安心しました(笑)

なぜならSМみたいな感覚にもなりましたし、
あのリンチシーンは顔に手を当てて
指の間から観ていたような感覚になったのも

ずはり解説してくれたからです。

もうそろそろ、焼肉Oh ! うめぇ〜♪肉体の共犯としての食犯。「大門」で種まきの慰労会です。取り急ぎメールしました。
アップしていただいてこのマレーナを〆てください。

最後に、久保さんのマレーナってだれですか?

そうですか♪

奥さんですか(^u^)

そう言うと思いました♪

では



うぇ〜ん!がくっ。








映画たびたび
他にも何か書くことあった気がするのだけれど忘れてしまったからもう出す。
脳味噌共犯
脳内共犯としての映画館
暗闇の私。≒ 私の暗闇。
movie days
(and movie nights !!)



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